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タッピが使える様になったら、次はウツシを使う練習をしましょう。
ウツシとは?
ウツシとは針にかかっているループを違う針に移し替える為の道具です。
機械編みの付属品として3種類のウツシがついている事が多いです。
1×2、2×3、1×3 の3本がきちんと揃っていた方が効率良くできます。
タッピでも目を移す事は出来ますが、ウツシを使った方が早いです。
ウツシの使い方
ウツシの持ち方は親指を上にして握りこむ様に持ちます。
ウツシの練習課題
道具:ウツシ、編みやすい糸
編み方:編幅40目で編んでいきます。ダイヤルはキツ過ぎないように注意してください。
1.タッピの使い方の練習課題と同じように、捨て編み、抜き糸、地糸で5cm程度編んでください。
2.ウツシを使った下の練習課題を編んでください。
3.上下の伏せ目をして、糸始末をしてアイロンをかけたら完成です!

ポイント
ウツシを使う時に、ループを編目から外すときにベラを空けたままにする、針を移しやすい場所まで出しておく、というところを意識すると作業がしやすいです。
また、ループをウツシにとるときや、針に移す時に目が外れやすいです。
これは針に対して、ウツシがナナメになっている時によくおきます。
ウツシが針と並行になるように、編み地の方を反対の手でぐっと寄せてあげてください。
両手を上手に使えるとウツシが上達します。
答え合わせ

お疲れ様でした!
木の葉柄が出来ましたでしょうか?
模様が見えると嬉しいですよね。
少し重ね方を変えただけで右と左の木の葉の出方が違ってくるのが分かります。
どちらの木の葉が好きでしょうか?色々編み図と比べて考えてみてもらえたらと思います。
ウツシはこの様にかけ目を利用したレース柄も出来ますが、増し目、減らし目を使って形を作っていくときにも使います。
